2024年10月19日 朗読劇「言葉に架かる虹」・トークショー「失語症者にとっての朗読の効果とは」

2024年10月19日(土)13:30~16:00(12:45開場)
きゅりあん(品川日総合区民会館)小ホール

第一部:朗読劇「言葉架かる虹」
第二部:トークショー「失語症者にとって朗読の効果とは」       
    (医師・長谷川幹氏×文筆家・鈴木大介氏)

アーカイブ配信10月19日~10月25日限定視聴

舞台に300名アーカイブ配信に100名 合計400名の方にご視聴いただきました。

2024年10月19日(土)13:30~16:00(12:45開場)
きゅりあん(品川区立総合区民会館)小ホール

第1部 朗読劇「言葉に架かる虹」
第2部 トークショー「失語症者にとっての朗読の効果とは」

朗読劇「言葉架かる虹」
原作小説    鈴木大介(文筆家/当会理事)  
脚本・演出   石原由理(当会代表)
劇中曲作曲   山田昌平
演者      
「失語症者のための楽しい朗読教室」 生徒 5名
特別ゲスト(プロ俳優)  
  西川浩幸(演劇集団キャラメルボックス所属)
  柳浩太郎(ミュージカル「テニスの王子様」主人公・越前リョウマ役(初代))
  鳳真由(元宝塚歌劇団男役)
  大森 美紀子(演劇集団キャラメルボックス所属)
スペシャルゲスト 坂田敦宏

新しい失語症朗読劇を演劇エンターテインメントとして、全国に向けてお届けしました。

「失語症者のための楽しい朗読教室」生徒の他に、劇団キャラメルボックス所属の舞台俳優の西川浩幸さんと妻で同劇団に所属する女優の大森美紀子さんにも出演していただきました。
西川浩幸さんは、2011年に脳梗塞を発症し、現在まで、3回も脳卒中を発症し、いまもリハビリに励んでいらっしゃいます。

 また、ミュージカル「テニスの王子様」で舞台初出演ながら主役に起用された柳浩太郎さんにも、朗読劇の登場人物の一人を朗読していただきました。柳さんは、交通事故に遭い、高次脳機能障害を発症した当事者です。

そして、朗読教室講師役に鳳真由さん元宝塚歌劇団男役をお迎えしました。
宝塚歌劇団を退団して第2のステージへ…今だから聞ける鳳 真由さんの転換期 | Domani (shogakukan.co.jp)
朗読劇では、講師ユリコ役の熱演に「20年近く鳳真由さんの舞台を観て参りましたが発声・表情・歩き方など初めてのお姿に出会えました。」とファンから感動のお声をいただきました。

演者のほとんどが言葉に関する障害当事者で、人前で話すことは、かなり抵抗感や羞恥心を持っています。
しかし、それをはねのけ、みんなで自主的に、能動的に努力を重ね、社会に出ていく覚悟をして、大勢の人たちの前で 舞台に立つという挑戦をしていきました。
当日、きゅりあんの舞台で観客の温かい拍手と喝采に、演者・スタッフ一同、感謝と感動でいっぱいになりました。
応援をいただいた皆様に心より深謝しております。

また、今年も、新聞の全国版に、特集として取り上げていただきました。

このイベントは、「厚生労働省」「東京都」「品川区」の後援の許可を得て、国・都・地域に認められた活動として、失語症・高次脳機能障害の啓発活動を促進するために「朗読劇」・「トークショー」を開催いたしました。
当日は、国会議員の今井絵理子議員からのご祝辞をご披露いたしました。(司会者、須賀由美子さん(ホリプロ所属)代読)
また、品川区議会議員の沢田えみこ区議会議員も来賓としてご挨拶をくださいました。

国会議員の今井絵理子議員からのご祝辞
(司会者、須賀由美子さん)

品川区議会議員の沢田えみこ区議会議員

朗読劇「言葉に架かる虹」 の物語の中心には、失語症当事者のための朗読教室に新たに参加したユウスケがいます。
彼は、明るく前向きな当事者たちの中で孤立し、「キラキラと前向きな当事者に、自分の喪失感が分かってもらえるとは思えない」と吐露します。
そんなユウスケに講師のユリコが提案したのは、「障害者当事者兼起業家」「当事者兼ミュージカル俳優」という、まさにキラキラした当事者像を代表する二人の話を聞いてみることでした。
輝いて見える彼らには果たして喪失感がないのか?彼らが自らの強い当事者像を発信する理由は何か?そこには、失語症を通じて見つけた共通の思いが込められています。

アンケート結果

アンケートに、たくさんのご感想が寄せられました。

朗読劇では、障害を負った方々の複雑な思いが深く表現されており、その後のトークショーも非常に充実していました。長谷川医師による脳損傷に関する解説鈴木氏の当事者視点からの話、そして石原代表の最後のコメントまで、全てが期待を超える内容でした。

とても胸に深く残る時間になりました。
出演された方たちの努力はもちろん、公演に至るまでに関わった全ての方々、本当にお疲れ様でした。
どんなに想像しても理解しきれない部分がある中で、出演者の言葉に「そうか…」と気づかされる瞬間が数多くありました。私にとって、大切に掴んでおきたい貴重な経験をさせていただけたと思います。
ありがとうございました。

「自分が動き続ける姿を見せる事が、誰かの力になるかもしれない」「暗闇の中で、どう光を見つけるか。イメージする事。イメージし続ける事。」というメッセージが、とても響きました。失語症について学べる事が出来、とても有意義な時間でした。来年は、ぜひ会場に足を運びたいと思います。ありがとうございました!

劇団キャラメルボックスの西川さん、大森さんご夫妻のお元気な姿を見る事が出来、とても嬉しかったです!舞台でバリバリ活躍されていた若い時代も、もちろん素敵でしたが、今、こうして様々な事を経て、人間的な円熟みが増した雰囲気がとても魅力的でした。

20年近く鳳真由さんの舞台を観続けてきましたが、今回の舞台で発声・表情・歩き方など、初めてのお姿に触れ、大変感銘を受けました。私自身もたくさん共感する場面がありました。心より感謝申し上げます。

朗読教室の様子や一人ひとりが抱える感情や葛藤が丁寧に描かれており、失語症や誰もが直面し得る状況について深く発信されている点が非常に素晴らしいと感じました。また、啓発手段として効果的でありながら、一つの作品としても非常に見応えがあり、引き込まれる内容でした。

長谷川先生のお話はとても参考になりました。
仲間と練習することの重要性
共に学び合うことで得られる多くの効果が強調されました。
脳の潜在能力と相手への姿勢
障害を受けた脳でも7割は有効に機能しており、相手に対して「わからないだろう」と思い込まないことの重要性を学びました。わかろうとする姿勢が大切であると実感しました。
朗読を通じた言葉の克服
朗読を活用した言葉のリハビリの着想が素晴らしく、言葉への新しいアプローチが共有されました。

また、鈴木氏の体験談も感動的で、当事者が声を上げ行動することの重要性が伝わりました。
これらの考えを医学学会でも発表してほしいと思います。

クラウドファンディング
【あの有名俳優も出演!】
「失語症」×「朗読劇」×「エンタメ」言葉を失った者が挑む


皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、感謝申し上げます。
実施期間:2024年8月24日(土曜日)〜10月31日(木曜日)
支援総額 1,591,700円(目標金額:150万円)

支援者数 142人

一般社団法人ことばアートの会が贈る、失語症者による前代未聞の朗読劇。舞台は、言葉を失ったプロ俳優と失語症者の感動的なパフォーマンスで構成。本格的な演劇を通して、失語症や高次脳機能障害を持つ人々の社会課題を広く伝え、理解を深めることを目的とし、全国に向けたアーカイブ配信を実施。このプロジェクトでは、「朗読劇」というエンターテインメントを通して、失語症・高次脳機能障害のある方の直面する課題を当事者自身が企画・運営・公演することで、社会に向けて障害の理解と啓発を促進.

私たちは「見えない障害」の現実を社会に知ってもらいたいと願っています。

失語症は誰にでも突然訪れる可能性のあるものでありながら、その理解はまだまだ足りていません。


人知れず孤立し、心の中で喪失感と闘いながらも言葉を取り戻そうとする当事者たち
──彼らの姿を伝えるために、私たちはこのクラウドファンディングを進めてきました。

作品紹介 原作者 鈴木大介 今回のテーマは!⇚こちらから動画鑑賞できます。


クラウドファンディングによる活動にて、より多くの方に、失語症・高次脳機能障害のある方の現状を伝え、障害の有無に関わらず、つながりを持てる関係性を広げていきたいと活動いたしました。

ご支援いただいた資金は、2024年10月19日(土)第2回朗読劇「言葉に架かる虹」・「トークショー」開催のイベント運営・今後の啓発活動に大切に活用させていただきます。


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PR TIMESサイト 「失語症」×「朗読劇」×「エンタメ」 =「言葉に架かる虹」 10月19日(土)公演決定!!
公開URL  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000119933.html
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クラウドファンディング「失語症」×「朗読劇」×「エンタメ」言葉を失った者が挑む
公開URL https://camp-fire.jp/projects/751741/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

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