朗読劇 「言葉のラビリンス《迷宮》」
チケットご購入について 当日券が便利です
インターネットサイト(ほくチケ)でのチケット購入が難しい方は
ことばアートの会 03-6824-5450 までご連絡ください。
当日券をご用意いたします。とくに、東京都北区在住の方は、北区民割の登録に数日のお時間がかかりますので、当会へのお申し込みが便利です。
お申し込みの際、お名前、おところ(市区町村まで)、お電話番号をお知らせください。
「ほくチケ」でのご購入に関して、はじめに、「利用登録(無料)」が必要です。
とくに、電話番号の入力で戸惑われる方が多いようです。
※1にありますように、どちらか一方を入力すれば、次に進むことができます。


朗読劇 「言葉のラビリンス《迷宮》」
出演者コメント
言語聴覚士(ST) 菅波美穂さん

今回、朗読教室で共に学び、共に舞台に立つ言語聴覚士の方がいらっしゃいます。菅波美穂さん。なんと、彫刻のアーティストだった経験をお持ちです。菅波さんに、朗読を体験しての感想や、作品の見どころについてお伺いしました。
自分の声で、言葉で、感情で、物語を「伝える」ということ
私はこれまで、視覚芸術には関わったことがあるのですが、舞台芸術は未経験。今回、舞台に立つことになって、表現して、それが誰かに伝わることって、こんなにも嬉しく、楽しいことなんだ! って心の底から実感しています。他の生徒さんたちが、「朗読大好き」っておっしゃる意味がよくわかりました。自分の感情を乗せて、自分の声で表現できる喜び。日常生活の中で感じる、一時的な自分にとっての感情ではなくて、演技として感情を表現する面白さに、すっかり魅了されています。
臨床現場で、朗読を取り入れてみたら
朗読を臨床の現場に活かしてみようと、音読の方法を変えてみたんです。STの世界に「対話ドリル」や「音読ドリル」というものがあるのですが、例えば、100字ぐらいの短い文章の中にセリフがある場合、「このセリフを言っている人はどんな人ですか」と、性別や年齢、職業など、患者様に具体的にイメージしてもらいました。あるいは「この場面は朝かな、昼かな?」とか。少しずつ具体的に一つひとつの場面を想像していってもらうと、初めはたどたどしかった読み方が、短時間ですごく相手に伝わるものになっていきました。感情や情報が乗ると、伝わる読み方になるんですね。患者様も、「あれ、今、私、読み方変わりましたよね」とびっくりされていました。
今までの私は、正しい言葉で、正しい構音で読んでもらうということしか考えていませんでした。でも、朗読教室で学んだように、文章にコンテクスト(文脈)を与えてあげると、こんなにも読むことが豊かになっていくことに驚いています。
『言葉のラビリンス《迷宮》』について
台本を読んだとき、本当に素敵な物語だと思いました。縦糸に「ユリコ」の物語、すごく暗いところから始まって、自分を醜いと思ったり、救いようがないと思ったりする。でも、生徒さんと交流をしていく中で、少しずつ自分を取り戻していく。一方で、軽やかに今を生きている失語症の方々の物語が横糸になって、全体が分厚い織物のようになっています。
私が現場で接する患者様は、打ちひしがれていたり、怒りに満ちていたり、あるいはまだ自分がどうすればよいのかわからない、という方もいらっしゃいます。リハビリの期間では、その方々の人間の根源的な強さや深さまで、なかなか触れることができません。しかし、この作品では、自分の足でもう一度人生を歩いていく当事者のみなさんの姿が描かれています。私は、リハビリをする人間として、関わらせていただいていることが、本当に光栄なことであると思いました。ですから、この物語に触れることで、現場にいらっしゃる方々にも、何かを感じてもらえるのではないかと思っています。(取材:つちやつづる)
朗読劇『言葉のラビリンス《迷宮》』
会場の北とぴあまで JR京浜東北線王子駅からの道順

過去2回の朗読劇は、品川区大井町駅すぐの「きゅりあん」で上演してきましたが、今回の会場は、東京都北区王子にある「北とぴあ」。 JR京浜東北線王子駅からの道順を写真で紹介します。北とぴあも、駅から近いのでご安心ください。
【お詫びと訂正】朗読劇「言葉のラビリンス《迷宮》」のチラシ裏面、アクセスのところ、北とぴあの住所が間違っておりました。正しくは、「北区王子1-11-1」です。お詫びして訂正いたします。
JR京浜東北線「王子駅」利用の場合
- 改札口は、北口、中央口、南口の3カ所にあります。北とぴあへ行くためには「北口」を出てください。車椅子の方は、中央口のところにエレベーターがありますのでご利用ください。中央口を出たら、左手の「北口」を目指してください。

- 北口改札です。改札で左側に進むと、バスロータリーが見えます。

- 左の方向に曲がり、道なりに進みます。

- 三菱UFJ銀行の左側の道を進みます。

- まっすぐ進むと、北とぴあが見えます。突き当たりまできたら、右に曲がって、信号を渡ってください。

- 到着です。駅から徒歩2分ぐらいです。


1階エントランスです。休憩スペースは3人分ぐらいしかありませんのでご注意ください。
正面エスカレーターを登ると、右手につつじホールの入り口があります。
ここからは係が、ご案内いたします。車椅子の方はエレベーターをご利用ください。
地下鉄南北線王子駅、都電荒川線王子駅からのアクセスは、9月1日にアップします。
朗読劇「言葉のラビリンス《迷宮》」
アーカイブ配信 申し込みページが公開されました
お待たせいたしました。ご来場できない方も、配信で公演が鑑賞できる
アーカイブ配信の申し込みページが公開されました。
鑑賞ご希望の方はこちらのページより、お手続きをお願いいたします。
【概要】
公演日時:9月7日(日)13:30〜16:00(予定)
配信期限:9月15日(祝)23:59まで
配信チケット料金:2,500円
ツイキャスプレミアシステム使用料:160円
合計:2,660円(税込)
失語症当事者×文学座俳優による朗読群像劇
『言葉のラビリンス《迷宮》』 上演のお知らせ
失語症朗読劇『言葉』三部作、いよいよ最終章へ
日時:2025年9月7日(日) 13:30〜 (開場12:45)
場所:北とぴあ・つつじホール(東京都北区王子1−11−1)
東京都北区の公益財団法人北区文化振興財団との共催により、『言葉のラビリンス《迷宮》』を、北とぴあ・つつじホールにて上演いたします。
2023年から上演してきた「言葉」3部作の最後を飾る作品です。失語症当事者に加え、言語聴覚士へのインタビューを重ね、脚本化しました。突然の発症から闘病、リハビリ、いま感じていること。当事者と支援者の生の声が物語となっています。さらに、ライフネット生命保険株式会社創業者で立命館アジア太平洋大学元学長の出口治明氏の協力により、脳出血の発症から復活を遂げ、挑戦し続ける出口氏の物語も語られていきます。
文学座より鬼頭典子、村上佳が出演。MCはフリーアナウンサーの町亞聖氏が務めます。
朗読劇の後、医師・船山道隆氏、文筆家・鈴木大介氏、言語聴覚士・菅波美穂氏によるトークセッション「失語症者にとっての朗読とは」を行います。
チケット料金:全席自由 一般 3,000円 ほくとぴあメンバーズ、北区区民 2,700円
北とぴあ1階チケット売り場と、「ほくとぴあオンライン」で取り扱っています。こちらのページをご覧ください。
インターネットでの購入が難しい方は、ことばアートの会 にお申し込みください。

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「一般社団法人ことばアートの会」について
「一般社団法人ことばアートの会」の活動は下記のとおりです。
1.「朗読」というツールを通して、脳損傷(主に失語症、高次脳機能障害)をお持ちの方の言語回復を目指し、再び楽しく前向きな生活を取り戻すことを目標に2021年より活動しています。
2.舞台の戯曲翻訳家として文学座、東宝、梅田芸術劇場などの著名な劇団や劇場と長年にわたって携わってきた代表理事の石原由理は、プロの俳優や歌手を招いて、朗読やライブ(ジャズ、シャンソンなど)を主催し、素晴らしいエンターテインメントの世界を提供しております。
3.講演、メディア取材などのご要望にお応えしてしております。お問い合わせはコチラまでください。
失語症と私
脳卒中や頭のけがなどで脳の言語中枢が傷つき、言葉の「話す・聞く・読む・書く」にハンディを持つ障害です。
私は2013年、脳梗塞で倒れて右半身麻痺と失語症を発症しました。名前も住所も言えなくなった私は、「朗読をしたら、言葉が改善するのではないか?」と考え、練習を始めました。
「朗読」をリハビリに…という発想になったのは、私が舞台の翻訳家だったからです。 予感は的中し、言葉はどんどん回復して、生活の質も向上しました。
翻訳家であり、当事者であり、朗読の効果を実感している私は、
失語症当事者の皆さまに、体験にもとづくお手伝いができる—
それが私の最大の強みです。

代表 石原由理
失語症者のための楽しい朗読教室 生徒募集
無料体験実施中!
- とにかく、楽しい! コミュニケーション能力やチャレンジ精神がアップ
当教室の最大の特徴は、「楽しさ」。課題の物語を深く読み込み、表現に挑戦している仲間たちは、いつも楽しく、笑顔が溢れています。
立場や年齢を超えた、支え合うコミュニテイが生まれ、コミュニケーション能力やチャレンジ精神を取り戻した、というお声も。あなたも、楽しく朗読に取り組んでみませんか。 - レッスンは「グループ」と、「マンツーマン」 Zoomを利用します
ご自宅にいながら、レッスンを受けることができます。全国どこにいても参加が可能。
レッスン後は復習用に録画を配信。自分のペースで学ぶことができます。
レッスンは、5人程度のグループレッスンと、個人指導のマンツーマンレッスンがあり、ご自身の状況に合わせて、選ぶことができます。 - 成果を披露する「ミニ発表会」も
レッスンは2週間に1回。3ヵ月を1クールとし、じっくりとひとつの作品に取り組みます。作品は、講師の石原由理が、失語症当事者の視点でセレクトした絵本作品が中心。定期的に発表会を実施して、成果を全国の支援者の皆様に披露しています。
入会ご希望の方には、お試しの無料体験レッスンを実施しています。お気軽にお問い合わせください。