第12回ウーマンズビジネスコンテスト in 品川
準グランプリ
第9回女性起業チャレンジ大賞
特別優秀賞
高次脳機能障害・失語症の
言葉と人をつなぐ朗読
2024年12月8日(日)13:00~16:10(12:30開場・受付)
タワーホール船堀2階「福寿」(東京都江戸川区船堀4-1-1)
アクセス
講師:石原 由理
定員 162人(会場のみ)
お申込み先 高次脳機能障害・失語症の言葉と人をつなぐ朗読 – 東京ソテリア
https://soteria.jp/a/6340
お問い合わせ先 地域活動支援センターはるえ野 まで
2024年10月19日(土)
第2回朗読劇「言葉に架かる虹」満員御礼
会場は満員御礼!期待を超える大成功を収めました!
出演者である失語症朗読教室の生徒たちとプロの俳優たちが一体となり、言葉を超えた感動的なパフォーマンスを披露しました。出演者たちの熱演と感情のこもった台詞の一言一言に、観客全員が引き込まれていきました。
特に、障害を負った者たちが抱える複雑な思いが浮き彫りになり、その言葉の力が会場全体を包み込みました。出演者一人ひとりが、自分の障害や困難を抱えながらも朗読劇に挑み、その強い意志と情熱がステージから溢れ出していたことは、観客の皆さまにも強く伝わったようです。
「見応えがあり、皆さまの周到な準備や、この作品に懸ける意気込みが感じられました」といったお声もいただき、心から感謝しています。観客からは大きな拍手と、熱心な自主練習の成果と思われる上手なせりふ回しに「胸を打つ演技」「心の底から感動した」といった称賛の声が相次ぎました。
この朗読劇を支えてくださった皆さまの声を胸に、今後も失語症の啓発活動をエンターテインメントを通じて広め、来年もさらに素晴らしい朗読劇を開催できるよう、全力で取り組んでいきます。
◆朗読劇「言葉架かる虹」
原作小説 鈴木大介(文筆家/当会理事)
脚本・演出 石原由理(当会代表)
劇中曲作曲 山田昌平
演者
「失語症者のための楽しい朗読教室」 生徒 5名
特別ゲスト(プロ俳優)
西川浩幸(演劇集団キャラメルボックス所属)
柳浩太郎(ミュージカル「テニスの王子様」主人公・越前リョウマ役(初代))
鳳真由(元宝塚歌劇団男役)
大森 美紀子(演劇集団キャラメルボックス所属)
スペシャルゲスト 坂田敦宏
新しい失語症朗読劇を演劇エンターテインメントとして、全国に向けてお届けしました。
「失語症者のための楽しい朗読教室」生徒の他に、劇団キャラメルボックス所属の舞台俳優の西川浩幸さんと妻で同劇団に所属する女優の大森美紀子さんにも出演していただきました。
西川浩幸さんは、2011年に脳梗塞を発症し、現在まで、3回も脳卒中を発症し、いまもリハビリに励んでいらっしゃいます。
また、ミュージカル「テニスの王子様」で舞台初出演ながら主役に起用された柳浩太郎さんにも、朗読劇の登場人物の一人を朗読していただきました。柳さんは、交通事故に遭い、高次脳機能障害を発症した当事者です。
そして、朗読教室講師役に鳳真由さん(元宝塚歌劇団男役)をお迎えしました。
(宝塚歌劇団を退団して第2のステージへ…今だから聞ける鳳 真由さんの転換期 | Domani (shogakukan.co.jp))
朗読劇では、講師ユリコ役の熱演に「20年近く鳳真由さんの舞台を観て参りましたが発声・表情・歩き方など初めてのお姿に出会えました。」とファンから感動のお声をいただきました。
演者のほとんどが言葉に関する障害当事者で、人前で話すことは、かなり抵抗感や羞恥心を持っています。
しかし、それをはねのけ、みんなで自主的に、能動的に努力を重ね、社会に出ていく覚悟をして、大勢の人たちの前で 舞台に立つという挑戦をしていきました。
当日、きゅりあんの舞台で観客の温かい拍手と喝采に、演者・スタッフ一同、感謝と感動でいっぱいになりました。
応援をいただいた皆様に心より深謝しております。
また、今年も、新聞の全国版に、特集として取り上げていただきました。
このイベントは、「厚生労働省」「東京都」「品川区」の後援の許可を得て、国・都・地域に認められた活動として、失語症・高次脳機能障害の啓発活動を促進するために「朗読劇」・「トークショー」を開催いたしました。
当日は、国会議員の今井絵里子議員からのご祝辞をご披露いたしました。(司会者、須賀由美子さん(ホリプロ所属)代読)
また、品川区議会議員の沢田えみこ区議会議員も来賓としてご挨拶をくださいました。
国会議員の今井絵里子議員からのご祝辞(司会者、須賀由美子さん) 品川区議会議員の沢田えみこ区議会議員
朗読劇「言葉に架かる虹」 の物語の中心には、失語症当事者のための朗読教室に新たに参加したユウスケがいます。
彼は、明るく前向きな当事者たちの中で孤立し、「キラキラと前向きな当事者に、自分の喪失感が分かってもらえるとは思えない」と吐露します。
そんなユウスケに講師のユリコが提案したのは、「障害者当事者兼起業家」「当事者兼ミュージカル俳優」という、まさにキラキラした当事者像を代表する二人の話を聞いてみることでした。
輝いて見える彼らには果たして喪失感がないのか?彼らが自らの強い当事者像を発信する理由は何か?そこには、失語症を通じて見つけた共通の思いが込められています。
クラウドファンディング目標達成
【あの有名俳優も出演!】
「失語症」×「朗読劇」×「エンタメ」
言葉を失った者が挑む
皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、感謝申し上げます。
実施期間:2024年8月24日(土曜日)〜10月31日(木曜日)
支援総額 1,591,700円(目標金額:150万円)
支援者数 142人
一般社団法人ことばアートの会が贈る、失語症者による前代未聞の朗読劇。舞台は、言葉を失ったプロ俳優と失語症者の感動的なパフォーマンスで構成。本格的な演劇を通して、失語症や高次脳機能障害を持つ人々の社会課題を広く伝え、理解を深めることを目的とし、全国に向けたアーカイブ配信を実施。このプロジェクトでは、「朗読劇」というエンターテインメントを通して、失語症・高次脳機能障害のある方の直面する課題を当事者自身が企画・運営・公演することで、社会に向けて障害の理解と啓発を促進.
私たちは「見えない障害」の現実を社会に知ってもらいたいと願っています。
失語症は誰にでも突然訪れる可能性のあるものでありながら、その理解はまだまだ足りていません。
人知れず孤立し、心の中で喪失感と闘いながらも言葉を取り戻そうとする当事者たち──彼らの姿を伝えるために、私たちはこのクラウドファンディングを進めてきました。
作品紹介 原作者 鈴木大介 今回のテーマは!⇚こちらから動画鑑賞できます。
クラウドファンディングによる活動にて、より多くの方に、失語症・高次脳機能障害のある方の現状を伝え、障害の有無に関わらず、つながりを持てる関係性を広げていきたいと活動いたしました。
ご支援いただいた資金は、2024年10月19日(土)第2回朗読劇「言葉に架かる虹」・「トークショー」開催のイベント運営・今後の啓発活動に大切に活用させていただきます。
ボランティアスタッフの皆さまへ心より感謝申し上げます!
この度の朗読劇イベントを無事に開催できましたこと、そして多くの方々に楽しんでいただけたのは、ボランティアスタッフの皆さまのご協力とご尽力のおかげです。
事前準備として、チラシやSNS、コミュニティを通じた告知活動を行い、当日は会場の設営から来場者の誘導、受付、さらには物販のサポートまで、様々な場面でチームの一員として力を尽くしていただきました。皆さまの温かい笑顔とおもてなしの心が、多くの方々に届き、イベントの成功に大きく貢献してくださったことに心より感謝しております。
特に、本イベントがただのパフォーマンスではなく、失語症の方々やその家族、そして多くの関係者にとって、希望や勇気を与える大切な場となったことを私たちは誇りに思っています。
それを支えてくださったボランティアスタッフの皆さまの存在はこのイベントにとってかけがえのない存在でした。
皆さまのサポートと温かい応援に支えられ、私たちはこれからも一歩ずつ前進してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
随時生徒募集しております‼
失語症者のための楽しい朗読教室 生徒募集中!
朗読教室に入会ご希望の方に、お試しの無料体験レッスンも受付します。
info@kotoba-art.com(一般社団法人ことばアートの会)まで
メールにてお問い合わせください。
■ 申込URLはコチラ➡https://forms.gle/ZEg92sLMf6EB5aKN6
オーヘンリーの作品「20年後」を、石原(当会代表)がこのスペシャル朗読会のために、新たな脚本を作り上げました。西川浩幸さんと女優であり妻の大森美紀子さんの2人で、この皮肉な運命を描いたビターな物語を臨場感たっぷりに表現してくれました。
西川浩幸さんはまだ失語が残っているとはいえ、
さすがベテランのプロ俳優です。
声の出し方
間の取り方
感情の込め方 言葉以外のノンバーバル・コミュニケーションの図り方ー
そのすべてにおいて、感動的でした。
■朗読教室でオーヘンリーの「20年後」を朗読し生徒のコメント
「自分のパートをどのように朗読されるか楽しみでした。
葉巻をくわえるポーズを交えて表情を変えるなど、
初めて役者さんの朗読に感動しました。」
アフタートークでは、
脳梗塞を経験した前後の劇団の生活や、リハビリについて、
ご夫婦それぞれのお考えをお聞かせいただきました。
西川浩幸さんのコメント
「ヘルプマークをつけて優先座席に座っていると
お年寄りが電車入ってくると席を変わってあげたくなる。
でも、立っていると逆に席を変わってもらったりするので、
世間の人々は、意外と優しいと感じます。」
お人柄に触れるエピソードをお聞きして、心に響きました。
小嶋知幸先生のコメント
武蔵野大学の特任教授であり、言語聴覚士でもいらっしゃる小嶋先生に「失語症者の楽しい朗読教室」の朗読プログラムに対して具体的な練習内容の説明を聞いていただいたうえで、生徒たちが実際に練習している動画などもご覧いただき、このようなコメントをいただきました。
言語聴覚士は、失語症のある方々一人ひとりの障害特性に合わせて、ピンポイントで狙いを定めた訓練を提供する場合が多いと言えます。そのアプローチ方法は、風邪薬の処方に例えると、解熱・せき止め・消炎鎮痛・抗菌といったイメージかもしれません。
一方、朗読プログラムのレッスンは、言語はもちろん、記憶・情動・生きる喜びといった、人間の心の営み全体に対して、ダイナミックに働きかける効果を持っています。それは総合感冒薬的と言えるかもしれません。総合感冒薬だけでは治らない風邪があるように、朗読が奏功しにくいケースもあるかもしれません*が、動画が示しているように、朗読プログラムは、これまで多くの失語症のある方々に対して驚くべき効果を発揮しています。
言語聴覚士による専門的な訓練と、朗読プログラムのような活動が相乗効果となって、失語症のある方々が再び生きる喜びを取り戻して下さることを願ってやみません。
小嶋先生から、当教室の朗読プログラムを高く評価していただきました。
今後も先生のご指導を仰ぎながら、朗読の効果の共通性や適応性について、当事者の理解と信頼性を得るため研鑽に励み、より多くの方たちに効果的なアプローチを提供できますよう尽力してまいります。
市川高次脳機能障害相談室主宰
武蔵野大学人間科学部特任教授
東京大学大学院医学系研究科にて博士号(医学)取得
(元)日本高次脳機能学会理事、日本神経心理学会評議員ほか
著書:「なるほど!失語症の評価と治療~検査結果の解釈から訓練法の立案まで」
「失語症の源流を訪ねて:言語聴覚士のカルテから」
「図解 やさしくわかる言語聴覚障害」
「失語症のすべてがわかる本」
「失語症の障害メカニズムと訓練法」 など
生稲晃子参議院議員と「失語症の課題」について会談
東京都品川区議会議員・沢田えみこ先生の区政報告会に参加してまいりました。
沢田えみこ先生は、東京都品川区で拠点活動していることから、(一社)ことばアートの会の設立から支援してくださっています。
参議院議員の生稲晃子先生もお越しになり、個人的に、失語症の課題をお話しすることができました。
初公演 は満員御礼!大成功でした。
満員御礼!
2023年7月1日のことばアートの会の初公演公演、大成功でした!
当日、会場には300人収容のホールが満席になり、入場制限をかけたほどでした。
そして、TV、新聞等のメディアが大々的に取り上げて下さいました。
- N H K
- TBSラジオ
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 神戸新聞
- 長野日報
- 品川経済新聞・・・等
NHK・TBSラジオ・朝日新聞・読売新聞・東京新聞をはじめ、時事通信や共同通信から配信された記事は様々な地方新聞に掲載され、現時点で22社のメディアに取り上げていただいています。
当会の代表・石原由理は、東京都品川区主催の第12回ウーマンズビジネスグランプリin品川で準グランプリを受賞しました。
そのご縁で、このイベントは「東京都品川区後援」なり、当日は品川区長(下部最後の写真)も来賓としてご挨拶をくださいました。
品川区長・森澤恭子さん(右)
当会代表理事・石原由理(左)
(2023年版)朗読劇「言葉つなぐ明日へ」のDVD発売中‼
長谷川幹リハビリ医師×文筆家・鈴木大介氏のトークショーも収録されています
多くのメディアに注目された朗読劇「言葉つなぐ明日へ」(2023年7月1日開催)のDVDを2,200円(税込み・送料込み)で発売しています。
会場にお越しいただけなかった方、もう一度ご覧になりたい方、イベント終了後に初めて知った方-
この機会にぜひ観てくださいね。
お買い求めの方は、info@kotoba-art.com(一般社団法人ことばアートの会)までメールにてお問い合わせください。